つゆのころ。つかの間の晴れ(くもり)。
蒸し暑い日が続いておりますが、梅雨の合間に、園庭で遊べることは子どもたちにとって幸せなことです。
先日、近くの公園で散歩しているとき小学校低学年の子どもたちが鬼ごっこをしておりました。高鬼から色鬼へ、そしてルールがどんどん発展していき、遊びが大変盛り上がっておりました。
遊びの質について述べたいと思います。
遊びを勘違いしている人が実に多くなっております。
本来遊びとは、自由であり、ルールも子どもたちが自ら考え、気づき、自分たちでルールを発展させていくものです。
考えてみてください。
大人でもし決められた遊び(ルール)の中でしか、遊びというものがないのであれば息苦しくなってしまい、はやくこの場から去りたくなるものです。
子どもだって同じ。遊びは子どもたちの言葉が活き、今ある遊びを発展させていく創造性に富むことが大切であると思います。
保育者が指導的になりすぎると、保育者主導型となり、何も声をかけなければ放任となってしまいます。私が言いたいのは「さじ加減!」です。どちらも行き過ぎてはいけませんが、子どもの言葉を敏感に拾い上げ、保育に活かしていく姿勢が私たち保育者(大人)にとって大切なエッセンスとなります。
保育者の言葉がけは最小限に、放任ではなく子どもの声を遊びの中に活かしていく(遊びを発展させていく)子ども主導型の遊びこそが楽しい。
子ども主導型の遊びは、保育者がいかに子どもの言葉を拾い上げていくかといった力量が問われます。しかしながら、この発展系でなければ、保育者としての成長もなければ、保育が楽しく感じられずマンネリ化し遊びが硬直化することは否めません。
子どもも保育者も躍動感あふれる遊びを展開してほしいと願っております。
ちなみにもう一言!
遊びは分断されてはいけません。
今日の遊びが明日につながるように、遊びは毎日続いていくものなのです。
遊びの連続性についても関心を向ける必要があるでしょう。
ところで、今日卒園児のRちゃんが保育園の迎え(弟のHくん)にやってきてくれました。
自由帳のノート一面にお花を描いてきてくれました。
子どもの絵はなんてすばらしいんだろうと、心がちょっと温かくなりました。
ブログ担当者のつぶやき
本日の保育実践を紹介します。
どうぞご覧ください。
タンポをして遊びました。
子どもたちのところにカタツムリが遊びにやってきて「雨のお散歩に行こう」と誘われた子どもたち。今日はカタツムリが大好きな雨をタンポを使って降らせてあげました。
以前にもタンポをしたことがあったため、自ら持って画用紙いっぱいにタンポをする子どももいました。
保育者に手を添えてもらったり、側で歌をうたってもらいながら楽しんで行うことができていました。
タンポ 「綿などを布で包み、ボール状にして縛ってある部分を持ちやすいように棒状にする。
・・・」webio辞書参照
もも年少(0歳児クラス)
クレバスと絵の具で線遊びをしました。
「かえるさんをあじさいまで連れていってあげよう!」ということで、あじさい(画用紙で作ったもの)が貼られた画用紙にクレパスで道を描きました。
クレパスをしっかり握り、「かえるさんこっちだよ」などと言葉がけられたり、「かえる」の歌をうたったりしながら楽しく描くことができました。
また、絵の具でも筆を使って画用紙いっぱいに描くことができました。
これからも子どもたちが親しみを持てる身近なものを題材に造形活動を行っていこうと思います。
もも年長(1歳児クラス)
鉄棒をしました。
今日はきりんグループ、こあらグループに分かれて一人ずつ10秒間ぶら下がりと後回りを2回行いました。
ぶら下がる際には、両手でしっかりと鉄棒を握り、なかには身体を揺らす子どもも見られました。
また、後ろ回りでは自ら身体を起こしたり腕をしっかりと伸ばすことができていました。
他のクラスのお兄さんお姉さんの姿を見ながら憧れの気持ちを持って取り組んでいけたらと思います。
れもん(2歳児クラス)
火曜日の貸し出し絵本が始まって数回になりました。
遊戯室にあるたくさんの絵本の中から自分で好きな絵本を選んでいます。
かり方も回数を重ねるごとに慣れてきました。
(子どもたちや保護者の皆様からは)「お家でも読んでいるよ」との声も多く聞かれるのでこれからも色々な絵本に触れていきたいと思います。
また、6月10日は「時の記念日」です。
みかん組にもカタツムリの大きな時計で時計の読み方を少しずつやっていこうね!とお話をしました。
みかん(3歳児クラス)
「オオカミさん今何時?」という集団遊びをしました。
オオカミに言われた時間の分だけ歩いていき、「12時!」と言われたら逃げるという集団遊びです。繰り返ししていくうちにルールも分かり始め、言われた時間の分だけ前に歩くというルールを守りながら遊ぶことができました。
今後もいろいろな集団遊びをみんなで楽しんでいきたいと思います。
ゆり(4歳児クラス)
硬筆のレッスンを受けました。
今日は「つゆ」「あめ」「かさ」という文字を書きました。
その中で「あ」が難しかったようで、書き順やバランスを取るのに苦労していた様子でしたが、一文字ずつお手本を見ながら丁寧に書けるようになってきました。
先生がホワイトボードに文字を書く時には一緒に手を出して書き順を知ったり、鉛筆の持ち方も自分で正しく持とうとする姿も見られます。
読んだり、書いたり、文字にもたくさん触れていきたいです。
あじさい(5歳児クラス)